平成27年3月4日
平成25年8月財団設立以来、環境技術分野における研究開発・調査等への助成を通して、豊かな社会の実現とわが国の産業発展を目的として活動してきましたが、このたび第一回の研究開発・調査への助成金贈呈式が、平成27年3月4日(水)、第一ホテル東京(新橋)にて受賞者、財団関係者を合わせ約30名の方にご参加いただき開催いたしました。
選考委員会による厳選な選考を経て、環境技術分野における応募総数85件の中から、独創性、先端性等のある17件が助成先に決定し、受賞者一人ひとりに助成金100万円の目録が授与されました。
落合理事長より、『当財団設立の経緯説明とこれからの日本を背負って立つ受賞者の皆さんと共に社会に貢献していきたい』との挨拶がありました。
続いて高田選考委員長より、『研究レベルが高く選考に大変苦労しましたが、助成金の使途を工夫し、有効に教育研究に使っていただきたい』との総評が述べられた後、受賞者を代表して埼玉大学 准教授 松岡圭介先生より、『受賞の喜びと決意と共に、受賞者皆様の研究が発展することをお祈りする』とのご挨拶をいただきました。
贈呈式終了後、同会場において歓談を交えながら懇親会を開催し、受賞者の方々から研究内容の概要、抱負またエピソードなどについてスピーチをいただき、受賞者同士が専門分野の枠を越えて新たなネットワークを築いたりと、終始なごやかなムードのもと楽しいひとときとなりました。
今回の受賞者は、北は北海道大学から南は九州大学まで活動地や研究テーマも異なりますが、わが国の環境負荷低減、環境保全などに対する高い問題意識は共通しており、今後も様々な形でつながって行くことを想像させ、また当財団としても全面的に支援して行くことの重要性を再認識させられました。