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Case Study

事例紹介

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  4. 事例紹介 株式会社レゾナック様(旧社名:昭和電工株式会社)
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株式会社レゾナック様(旧社名:昭和電工株式会社)

製造拠点の“安全・安定・安心”運用へ
変電所の効率化と信頼性を高める

化学会社は、社会活動のあらゆる場面に関わる、重要な社会インフラの1つです。株式会社レゾナック様の案件では、川崎事業所においてプラント等を安定運用するメイン施設である、白石変電所の老朽化に伴う更新工事において、新設備の導入、施工管理等を行いました。

株式会社レゾナック 基礎化学品事業部 川崎事業所 工務部 電気グループ

グループリーダー 日野 剛様(右)
課長補佐 首藤 秀輝様(中央)
高橋 未来様(左)

白石変電所の役割、更新工事の目的を教えてください。

川崎事業所は、当社の主要製造拠点として1930年の設立以来、アンモニアや低食塩次亜塩素など基礎化学品をはじめ、成長分野である産業用高純度ガス、半導体材料等の製造を行っています。その中でも、白石変電所は、川崎事業所のプラントを動かす最重要設備で、1972年稼働の老朽化機器もあり、更新は当社内でも長年の課題でした。更新工事は、全停電させることなく、操業を継続しながら新設備に切り替える難しい工事であるため、長年にわたり安定操業に貢献している実績と、技術面や安全管理に信頼がおける八洲電機さんに変電所の新設備の発注と施工管理等をお願いしました。

八洲電機の対応についてご評価ください。

白石変電所は、事業所内で自家発電を行う火力発電所や各種プラント設備等と接続しているため、1年を通して24時間停止することができません。このため2系統の変電設備を更新するには片方ずつ停止して切り替えます。また複数の施設とのインターロック(相互の連動条件)を検討し、切り替えの際に万が一にもトラブルが生じないよう、複雑な手順を効率的かつ安全に行う必要がありました。関連設備に影響がある切り替え作業は予定日を遅延できませんが、綿密な準備や実作業時には常駐対応もしていただき、スケジュールどおりに更新できました。また、作業時の安全面では作業ごとに細部までリスクを抽出し、対策を反映した施工要領書の作成や新型コロナウイルス感染症対策など、徹底した安全対策を行って現場対応いただきました。

このように八洲電機さんには、当事業所設備や社内ルールを熟知されたうえで、切り替えを含む工事工程に様々な提案をいただき、協力会社との連携や調整をしながらスケジュールを進行いただきました。折しもコロナ禍で工事の中断や部品調達等も困難な時期でしたが、八洲電機さんがパートナーでなければ困難な更新工事だったと感じています。

更新後の変電所は充電部が露出せず、より安全かつコンパクトな設備となりました。頻発する台風等の天災リスクを軽減し、今後のメンテナンス費用の低減も期待できます。

今後の取組みテーマと八洲電機グループへの期待をお聞かせください。
カーボンニュートラルを含む低炭素化は、会社として取組む重要課題です。老朽化する変電所以外の設備の見直しについても、八洲電機さんと検討を始めています。一方で、変電所は単独で省エネに大きく貢献するものではありませんが、変電所の効率と信頼性を高めることで、電気の供給先の設備トラブルを低減します。当社が製造する化学製品は社会活動を下支えし、当事業所のプラント等の安定運用は社会的役割だと認識しています。事業所全体の保全管理として安全・安定·安心を維持するためのDX化、人に頼らない監視・制御技術など、八洲電機さんには電気設備にとどまらず川崎事業所全体への様々な提案を今後も期待しています。

154kVガス絶縁開閉装置

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