事例紹介


JX金属株式会社様

JX金属株式会社
プロジェクト推進本部 エンジニアリンググループ ひたちなか建設チーム
ユーティリティ担当課長 蒲原 遥 様(左)
主任技師 原谷 朋宏 様(右)
技師 作山 智彦 様(中央)
- ひたちなか新工場について
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半導体の多層化・微細化の進展及び生成AIの普及に伴うデータ伝送の高速・大容量化を背景に、半導体ロジック・メモリ市場は引き続き拡大することが見込まれています。 当社は、中長期の成長戦略として半導体用スパッタリングターゲットをはじめとする先端素材の需要拡大に対応すべく生産体制を強化しており、ひたちなかは、当社の主力拠点である日立地区や磯原地区から距離が近く、本社へのアクセスも良好であるため、これら拠点との一体運営可能なことが立地選定のポイントとなりました。 2025年度中の試運転開始を予定しており、最終的に500名以上を有する当社の新たな一大主要拠点となる予定です。
- 将来の生産設備の増強を見据えた送変電システム
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今回は、ひたちなか新工場における特高受変電設備を納入いただきました。特高受変電設備は電源供給を通じて安定操業に貢献する重要設備です。
八洲電機さんにゼロから新工場の受変電設備を納入いただくのは初めてでしたが、当社の他工場で数多くの受変電設備の納入実績があったため、当社設備への知見が高く安心感がありました。
また、工程・安全管理に加え、設備メーカー等の多くの協力会社と連携しながら要望に迅速に対応いただき、予定通りの工期で完了いただきました。技術力とコーディネート力、コミュニケーション力が八洲電機さんの強みだと感じています。 また、将来的な生産設備増強の可能性も見据えながら特高受変電設備を設置いただく必要があり、設備機能やスペースにどの程度の余裕を持つべきか、八洲電機さんには事前に様々なご提案もいただきました。 - ひたちなか新工場の未来に向けた提言に期待
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当社は創業以来、社会の発展に欠かせない金属素材の安定供給に努めてきました。ひたちなか新工場はそうした当社の社会的使命の一翼を担う重要拠点であり、引き続き省エネ化、省力化、メンテナンスコストの低減等を推進するうえでDXの推進が重要テーマとなります。国内プラントのDX化に多くの実績や知見を持っている八洲電機さんには、今後もひたちなか新工場の未来に向けた議論に加わっていただき、積極的なご提案を期待しています。