コーポレートガバナンス

コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、八洲電機グループの持続的な成長と長期的な企業価値の向上を図る観点から、公正かつ透明な企業活動を行うことを経営の基本とし、この方針を支えるコーポレート・ガバナンスの重要性を充分認識し、経営の公正性・透明性を確保するとともに、迅速な意思決定の維持・向上に努めております。
当社は、実効性のあるコーポレート・ガバナンス体制として権限と責任を明確にした意思決定とこれを監視、評価する体制を整備し、より良いコーポレート・ガバナンスを追求し、その充実に継続的に取り組んでいくために、監査等委員会設置会社となっております。
当社のコーポレート・ガバナンス体制
2021年4月1日現在

-
コーポレート・ガバナンスのさらなる強化
当社は、2018年4月、なお一層の業務執行と監督の役割を明確化し、各機能の強化を図るため、上席執行役員制度を導入いたしました。
これにより、業務執行機能の拡充並びに意思決定の迅速化を図るとともに、取締役会の役割を経営方針の決定及び業務執行の監督にさらに集中し、コーポレート・ガバナンスのさらなる強化を図っております。
なお、上席執行役員は、取締役会と業務執行との連携の必要性を考慮し、取締役(但し、監査等委員である取締役を除く。)を兼務する場合があります。
-
内部統制システムの整備と体制
業務執行を適正かつ健全に行うために、取締役会が実効性ある内部統制システムの構築と法令等遵守の体制を確立しています。また、監査等委員会は内部統制システムの有効性と機能を監査しています。
代表取締役直轄で、業務執行部門から独立した監査担当部署を本社内に設置し、グループ会社も含めて各部門に対して内部監査を実施し、内部統制の有効性を評価・確保しています。
内部監査は、代表取締役の承認を得た年間計画に基づいて実施され、個々の内部監査の結果は、速やかに代表取締役と監査等委員会に直接報告されるほか、取締役会や経営会議においても報告されます。また監査担当部署は、各部門より監査結果に対する改善策の報告を受領し、改善策が適切に行われているか定期的にフォローしています。
-
輸出管理の体制及び取組み
当社は、継続的に輸出管理の強化、そしてさらなる改善を図るために代表取締役を最高責任者とする輸出管理体制を構築し、「安全保障輸出管理規程」を定め、「外国為替及び外国貿易法」などを含む法令に基づいた厳格な管理及びリスクに対する取引審査や出荷管理、入庫管理などを実施しています。その管理はグループ会社も対象としています。
また、当社及びグループ会社も含めて、適正な輸出取引や通関手続きを実施するため、輸出管理に関する研修等を実施し、コンプライアンスの徹底を図っています。
-
通報・相談窓口の整備
当社は、八洲電機グループの「行動規範」に反する行為があること又はそのおそれがある行為を従業員が知り得た場合に、先ず上長に報告・相談することを基本としています。
しかし、このような報告・相談が難しい場合や適さない場合、問題等をより早期に発見し必要な対策を実施するために、八洲電機グループの共通窓口としてコンプライアンス担当部門、監査等委員会及び社外の法律事務所の合計3ヶ所に「ホットライン」を設置し、従業員が通報・相談しやすい環境を整備しております。
ホットラインへの通報・相談については、「内部通報規程」において通報者・調査協力者の保護について具体的に定めており、当該案件の関係者すべてのプライバシー保護に配慮した調査を行ったうえで、是正・勧告などの対応を行います。調査結果は、取締役会や経営会議に報告し問題の解決や再発防止につなげています。
-
コンプライアンスに関する教育・研修
健全な企業活動を推進していくためには、法令や社内ルールを遵守するとともに、公正で自由な競争を行うことが求められています。
当社は、毎年、グループ会社を含めた従業員などを対象として、コンプライアンス研修を行っています。
2019年4月から、コンプライアンス・ニュースにケーススタディを掲載しました。これは、各職場で毎月ケーススタディについてグループ・ディスカッションを行うことを通じて、コンプライアンス意識の全社的な醸成・強化を図ることを目的としたものです。